平和の王
1 エッサイの株からひとつの芽が萌えいで
その根からひとつの若枝が育ち
2 その上に主の霊がとどまる。
知恵と識別の霊
思慮と勇気の霊
主を知り、畏れ敬う霊。
3 彼は主を畏れ敬う霊に満たされる。
目に見えるところによって裁きを行わず
耳にするところによって弁護することはない。
4 弱い人のために正当な裁きを行い
この地の貧しい人を公平に弁護する。
その口の鞭をもって地を打ち
唇の勢いをもって逆らう者を死に至らせる。
5 正義をその腰の帯とし
真実をその身に帯びる。
6 狼は小羊と共に宿り
豹は子山羊と共に伏す。
子牛は若獅子と共に育ち
小さい子供がそれらを導く。
7 牛も熊も共に草をはみ
その子らは共に伏し
獅子も牛もひとしく干し草を食らう。
8 乳飲み子は毒蛇の穴に戯れ
幼子は蝮の巣に手を入れる。
9 わたしの聖なる山においては
何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。
水が海を覆っているように
大地は主を知る知識で満たされる。
10 その日が来れば
エッサイの根は
すべての民の旗印として立てられ
国々はそれを求めて集う。
そのとどまるところは栄光に輝く。
帰還と救い
11 その日が来れば、主は再び御手を下して
御自分の民の残りの者を買い戻される。
彼らはアッシリア、エジプト、上エジプト、クシュ、エラム、シンアル、ハマト、海沿いの国々などに残されていた者である。
12 主は諸国の民に向かって旗印を掲げ
地の四方の果てから
イスラエルの追放されていた者を引き寄せ
ユダの散らされていた者を集められる。
13 エフライムのねたみは取り去られ
ユダの敵意は断たれる。
エフライムはユダをねたまず
ユダはエフライムに敵対しない。
14 彼らは、西のペリシテを側面から襲い
共に、東の民を略奪する。
彼らはエドムとモアブを支配し
アンモンの人々を服従させる。
15 主はエジプトの海の入り江を干上がらせ
御手を大河の上に振って、強風を起こし
それを打って七つの流れとし
サンダルのまま渡れるようにされる。
16 エジプトの地から上った日に
イスラエルのために備えられたように
アッシリアに残されていた
この民の残りの者にも、広い道が備えられる。